USM シーズン7 最高1990 ルカリオ入の対面構築
はじめに
皆さまUSM 環境に突入してからの最初のシーズンはいかがでしたでしょうか。新Z技、新教え技…様々な追加要素により環境も変化していった中で満足いく結果が出せましたか?
今期のレートはかなりインフレ傾向にありましたが、私の場合はタイトルにもありますように目標としていたレート2000にあと一歩届かず本当に本当に悔しい悔しい悔しいシーズンとなりました。(みんな強すぎだよ…) このビッグウェーブには乗れませんでしたが今回もブログにてまとめ締めをしたいと思います。
PTコンセプト〜構築経緯〜
私は毎シーズン相棒のルカリオと共にレートを潜ってますが今回はサイクルパ、積み構築、対面構築とそれぞれ違う3つのPTで潜りました。
対戦数を増やしていく中で今回は対面構築が私の中でハマりましたのでルカリオ入の対面構築を環境に合わせながら組みましたので以下にて個別ポケモンと共に紹介します。
個別紹介
精神力➡︎適応力
145-197(252)-109-x-90-180(252)
インファイト / コメットパンチ
バレットパンチ / 雷パンチ
USM環境に入りリオルに新たな遺伝技コメットパンチが追加されました。物理ルカリオは前作からも何度も言っていますが環境には刺さってません。しかし特殊型採用の気合玉は威力0のゴミ技ですので今回も物理での採用になりました。
オーソドックスな技が並んでますが目を惹く技は雷拳だと思います。環境にはギャラドスが蔓延しており後出しからルカリオをメガ進化せず龍の舞で起点にしようとしてましたが何度も何度もその拳で葬り去りました。(死に出しギャラドスが出てきた瞬間はガッツポーズをし勝利を確信してました)
肝心な場面でのコメパン外しもありましたがルカリオがいないと楽しめない性格なので構築の原点はいつもここからスタートです。
猛火➡︎日照り
159(44)-111-107(68)-220(164)-136(4)-149(228)
H: 天候ダメージ最小(16n-1)
HB:無補正メガメタグロスの雷拳乱数1(12.5%)
A: H252ヒードラン68.6〜80.8%ダメージ
C: 11n
S:準速ミミッキュ抜き
ルカリオというポケモンは全くと言って良い程環境に刺さってませんので相性補完の良いメガリザードンYが実質のメガ枠となります。
努力値配分は普通にCSでも良いと思いますが、準速ミミッキュ抜きの最低限のS、PT単位で苦手なメガメタグロスの雷拳耐え調整をすると選出しやすくなりましたので結果的にこの配分で問題ありませんでした。
エアスラッシュは襷キノガッサ、後出しから粘るドヒドイデやポリゴン2、又ミミッキュを上から怯ませ突破出来る為採用。地震はアーゴヨン参入により急に湧き出したヒードランピンポイントになります。気合玉でも良いのですが技外しのリスクやチョッキ個体も考慮すると正解だったと思います。
対面での勝負強さは本当に頼りになりますし、大文字を放つエフェクトもカッコ良く安易な後出しを許さない火力は病みつきになります。
ゲッコウガ気合の襷
激流
147-x-88(4)-155(252)-91-191(252)
波乗り / 水手裏剣 / 冷凍ビーム / 挑発
行動保証の襷と激流の相性がよく対面では多くの相手に波乗り+水手裏剣で勝利出来ます。
またカバルドン展開、トリル展開、龍舞の起点と思い意気揚々と現れたギャラドスに対して挑発をし後続のサポートまでこなす仕草はまさに必殺仕事忍でした。しかし先発で出やすい相手のゲッコウガ、メガガルーラやスカーフカプ・テテフ更には後出しカプ・レヒレやメガメタグロスといった苦手な相手もかなり多く特性と技構成、持ち物が難しいポケモンだとも感じました。
激流ですので地味に相手の悪戯心による補助技が効かなかった恩恵は大きかったです。
化けの皮
131(4)-154(236)-102(12)-x-126(4)-148(252)
じゃれつく / シャドークロー
影うち / 剣の舞
A: 11n
PTのミミッキュ枠。
強特性により行動保証もとれ高火力Z技が放てる7世代最強ポケモン。アーゴヨンのストッパーになり得る事でどのPTにも必ず入ってた印象です。このポケモンも努力値配分は普通にASでもいいと思います。
よく剣の舞のタイミングで霊獣ランドロスを後出しされましたが少しでも削れていればA+1じゃれつくZでH252までは飛ばせるのでテッカグヤやハッサムがいないPT以外はほぼ選出しました。ギャラドスの龍の舞起点が怖いですがゲッコウガによる挑発やルカリオの雷拳もありギャラドス入にも選出出来る点が良かったです。
天候晴れ状態でメガガルーラの炎拳皮込4発耐えて舞じゃれつくZで飛ばした時は脳汁溢れると同時に世代交代なんだなと感じました。
霊獣ランドロス拘りスカーフ
威嚇
165(4)-216(252)-110-x-100-143(252)
地震 / 蜻蛉返り / 岩雪崩 / 馬鹿力
要検討枠①
ルカリオ入でPTを組む場合浮いているポケモンが必須になりますので最も相性が良い霊獣ランドロスをスカーフで採用しました。現環境はあまりにも高速ATが強く上から冷拳やビームを打たれる事を嫌ってのスカーフ採用です。
これにより仮想敵のメガガルーラ、メガメタグロス、メガミミロップ、ゲッコウガ等に対して多少有利になりましたが相手の引き先との読み合いが発生したり又、特化しても微妙に倒せない場合も多くてあまり選出出来ませんでした。最後のフィニィッシャーとして地震を一貫させるプレイを心掛けてはいましたが…
努力値調整はASにしてますがもっとベストな配分があると思います。ランドロス使いの強者の方教えて下さい。
やはりランドロスはゴツメ型等の受けに徹した個体が私は使いやすいです。
霊獣ボルトロス電気Z
蓄電
155(4)-x-90-197(252)-100-168(252)
10万ボルト / めざめるパワー氷
気合玉 / 悪巧み
要検討枠②
PT的に受けループ、受けサイクルに弱く相手の水タイプポケモンやテッカグヤにも隙を見せたくないので採用しましたが上手く扱う事が出来なかった気がします。VS受けループに対しては悪巧みしたところでラッキー対面で気合玉を外すと敗けますし、受けサイクルのメガボーマンダに対しては対面有利ですが後出しのタイミングで龍の舞をされれば攻撃を受けきれず敗けます。格闘Zや耐久に振った高速移動型、半分回復実型も考えましたが電気Zじゃないとスカーフじゃない場合のカプ・テテフを倒せなかったり、耐久に振ってもカバルドンやランドロスのステロが怖くて選出を控えたりしてました。
霊獣ボルトロスはかなり好きなポケモンですが今までもそれ程上手く扱う事が出来ないポケモンでして、受けループだけ見るならば積み構築で使用してたアーゴヨンの方が良かったかもしれません。
PTの強み・弱み(反省点)
強み
スタンダードな対面構築や積み構築にはこの並び。先発ゲッコウガが一体倒し死に出しポケモンに対して攻撃又は挑発を決める事が出来れば後続のパワーがある2体で勝てる場合が多い。
この構築の基本選出となる。
メガガルーラがいてキノガッサとギルガルドがいない対面構築、ポリゴン2からのトリル展開が見えてる場合はルカリオから入り積極的に交代読みを仕掛けていく…が、が、何故かメガガルーラもポリゴン2も引かない場合が多々あり、(後で確認すると必ず引き際ポケモンを用意してる) 台パンする割合が本当に多くなった。
弱み(反省点)
- コケコ+ランド+グロスやメガミミロップwith陰キャポケモンといったサイクルを回してくるPT。
- スカーフテテフやメガメタグロス、天候パ等の広範囲且つ上から高火力で制圧してくるPT。
- 受けループや受けサイクルの高耐久ポケモンで固められたPT
- よく分からないPT
正直苦手なポケモンや構築が多すぎてよくこのPTでこのレートまでこれたなと思っています。
先発で出し敗けするとPT的に受けきれませんので選出段階での読みが非常に大切になります。(スカーフ カプ・テテフが重すぎる欠陥構築です…)
又、有利対面でも相手の後出し搦め手ポケモンにこちら側の技を受けきれズルズルと敗けに繋がるケースも多かったです。
レート差マッチ300下の高速移動キングラーに3タテされたのは一生忘れません。
感じている事
少し長くなりますがここからは私がルカリオ軸、入りでPTを組む際に昔から特に感じていることを述べようと思います。
みなさんルカリオというポケモンをどの様に思いますか?アニメでも人気がありゲームストーリー内でもメガ進化に関わるイベントや、映画やグッズ販売でイメージキャラクターになる…等、様々イメージがあると思います。
ではレーティングバトルではどうでしょうか? 実際に育成していざ潜ってみると 、そうです。ルカリオを選出出来ない場面が本当に多くあります。そう言った理由でPT状ルカリオ単メガにはせずもう一体別のメガ進化ポケモンを添える並びが主流になります。勿論この意見は私自身の考えであり、構築上の問題、マッチング運などもありルカリオ使いの強者の方々にはその意見には否定的かもしれません。
ルカリオを入れて構築を組む際に
- 対面構築
- 積み構築
- サイクルパ
が主な構築になりますが過去の結果を出してるSMでのルカリオ入構築では積み構築が多い気がします。SMからZ技の普及によりメガ進化ポケモン以外でも瞬間的にパワーアップ出来る点が積み構築、展開とマッチしてるのかもしれません。
ですがどの構築でも言えることは環境を制してるポケモンのほとんどがルカリオに対して特別不利では無いという事です。
例を上げましたがその他にも沢山います。
スカーフ持ちのカプ・テテフに焦点を当て考えてみます。ルカリオが耐久無振りならフィールド込サイコキネシスで確定1で倒されてしまいます。耐える調整を施したルカリオで結果を残した方もいらっしゃいますが、大方ルカリオはASかCS配分になると思います。そのカプ・テテフ対策に受けきる事が出来る他のポケモン(特に鋼タイプ)を採用すると今度は相手のパワーのある炎タイプに隙を見せる事になります。この時点で鋼タイプがPTに2体となりルカリオが選出出来辛い状況になってしまいます。
例え別の受けポケモンを用意しても一緒に組まれてる事が多い広範囲技持ち高速ATにルカリオを含め残りのポケモンが弱く結局は倒されてしまうケースが多いです。
ならばルカリオ入で組む際も環境を制してるパワーポケモンを添え同じ様な事をしたら良いのでは? と考える方もいらっしゃいます。これは本当に私の勝手なイメージですがルカリオ使いの方はメガボーマンダやメガメタグロス、メガバシャーモといった強すぎるメガ進化ポケモンを使わない拘りがあると思います。私もそうです。 採用してしまうとあれ?これルカリオ必要か…?PTから外しても良いな…と感じてしまうからだと思います。 そういった変なプライドや意地、考えがあり今まで避けてた部分もありますが、この先勝つ為にはその考えを失くしていく必要が多少あると考えています。勿論この考えを実践したからと言ってレートで必ず勝てる訳ではなくどこにも保証はありませんし、結局はプレイヤー自身のスキル部分が強い気もしますが、食わず嫌い的な部分を失くす様に私は考えています。
事実今まででなかったルカリオ入(電気玉ルカリオ等)で今期2000達成された方もいたりしてどんどん新たな構築が増えてきています。
シーズン終了後の構築記事が本当に楽しみです。
最後に
これまでたくさんの事を述べてきましたが実は来期からはまともにポケモンが出来なくなります。もしかしたらそのまま引退するかもしれません。リアルが忙しくなるのが原因ですがポケモンというゲームは本当に大好きですので隙をみてプレイ出来たら良いなと思ってます。
今期は2000チャレンジが3回ありました。
2回は完全に実力敗けでしたが、内1回は自分のプレミによる敗けでした。
そのプレミによる敗けが本当に本当に悔しくて弱すぎる自分が情けなく多分忘れる事はないと思います。
その悔しさはレートでしか返せないと分かってますが、嘘の様にレートを溶かしてしまい、急に相手の行動が読めなくなり完全に自分のプレイに自信を失くしました😔
最高レート1990程度で書くか迷いましたがもしかしたら最後のレートになるかもしれませんので記念と思い作成しました。
少しでもルカリオに興味のある方に読んで頂ければ嬉しいです。
長くなりましたがここまで読んで下さりありがとうございます、Twitterもしてますので何かあればぜひ😌
@oreore_dayo